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「被災地 その後」

先月初旬、仕事で岩手の沿岸部を訪ねた。

 各種報道によると、震災から一年以上が経過して、「それなりに」復旧しているような印象を受ける一方、「まだまだこれから」という情報も流れ、どれが真の姿なのか、遠く離れた地に暮らす者には非常に分かりづらい。


 道すがら、陸前高田の街並みを眺めた。「街並み」というのがはばかられるほど、旧市街地には何もなく、かろうじて津波に耐えた鉄筋コンクリの建築物が、ただそこに、無機的に散在していた。

 かつては賑わっていたであろう「道の駅」。


陸前高田 道の駅.JPG


 震災直後は盛んに報道されたが、今はひっそりとそこにたたずむ一本松。


陸前高田の一本松.jpg


 給油のために立ち寄ったガソリンスタンドのお兄さんが明るく振る舞ってくれたのが救いであった。


 震災から一年半。未だ2,000人以上の方々が行方知れずという。

 我々には何が出来るのか、仕事の帰り道、考えるとはなしにそんなことを想ってきた。



技術営業部 成田 護

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